今日は、真野中学校において行われている「真野フェスタ」の公開講座で科学実験教室を行いました。
今回は、中学生が対象ということもありまして、「手先が器用なんじゃないかな?」と思いまして、ちょっと難易度の高い紙飛行機(ペーパープレーン)を作ってもらいました。

当日は、

  1. あいさつ
  2. ペーパープレーンの製作
  3. 飛行機の飛行原理の説明
  4. ペーパープレーンの調整
  5. ペーパープレーンの飛行
の順番で行いました。これから、当日撮影した写真を元に簡単な説明を加えていきたいと思います。

①真野中学校の科学部顧問の松田先生の公開講座の説明の後、物理科学研究会の代表が簡単な挨拶を行いました。

②頑張ってペーパープレーンを台紙から切り離しています。中学生なので話の飲み込みが良く、サクサクとハサミで切っています。以前小学生対称にやったときに小学生は案外アバウトに切るので案外早く切り終ったのですが、中学生は結構几帳面に切るので時間が掛かってました(笑。さてさて、手順としましては、台紙から中央にあたる胴体から切り木工用ボンドで順に貼り付けていきました。5枚の胴体をくっつけたら、台紙から主翼・水平尾翼・垂直尾翼を切り取りました。これは、胴体のボンドが乾く時間を稼ぐために一気に台紙から切り離すことを避けたんですよ。最後に翼をつけて完成です♪


③飛行機のボンドを乾かしている間に飛行機の飛行原理を説明しました。カーテンレールで風の通り道を表現して、中学生にわかってもらえるように工夫してみました。さすが中学生!説明の時はまじめに聞いています。


原理の説明で聞くだけではシックリこないので、ちょこっと軽い実験を交えて見ました。下では、真空を表現するために手と手を合わせて、手のひらの中心を離すといったものをしました。やっぱし、プゥ~と言う音を鳴らしている子がいました(笑)。


次に下は速い風と遅い風の気圧差による揚力の発生するといったものです。


原理(理論)に関しては、追々別のページで紹介していきましょう~。

④原理の説明の間に乾かしていたペーパープレーンの最終調整です。これは非常に重要になるので、サークル員も熱をいてれ説明してます。
ここで簡単に説明すると、
ⅰ.主翼にわん曲をつける(大きくわん曲させてから戻すと調整しやすいです)。
ⅱ.主翼を進行方向から見て気持ちだけV字に折る(本当に少しだけです)。
ⅲ.水平尾翼の後端部をすこし上に反らせる(これも少しだけ)。
です。この調整を丁寧にすると必ず飛びます。上の調整に入れませんでしたが、左右のわん曲や反らせる割合を同じにすること、胴体を真っ直ぐさせることや垂直尾翼を真っ直ぐにするといったことも忘れないでね♪


⑤いよいよ、飛行です。みんな頑張って飛行機を飛ばしています。飛ばすときには、ふわっと軽く投げてあげることを心がけてください。一回飛ばしたら、壁や地面にぶつかって羽根が変形するので、一回一回調整を忘れないで下さい!


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Producted By 物理科学研究会
Nishio
2001/10/23